今さらではありますが、昨年の記録も少しずつアップしていこうと思います。
↑小平市の公民館での勉強会でした
まずは昨年11月19日のこと。小平市公民館で開催された「小平市市民学習奨励学級シンポジウム 自転車が町を変える!」に行ってきました。
小平市に「
自転車スイスイ」という市民団体(?)があると知ったのは、しばらく前のこと。以来、ずっと気になりながらも、一度も勉強会などには参加したことがありませんでした。今回は、市報で開催を知り、天気もタイミングよく雨だったので行ってみることにしたのでした(晴れていたらどこかに遊びに行ってしまったかも)、
参加は当日受付で先着40名ということだったので間に合うかどうか心配でしたが、何とか無事にすべりこみ。プログラムは、前半がNPO自転車活用推進研究会事務局長の小林成基さんの講演、後半が3人の都議さんをまじえてのシンポジウムという構成です。
「自転車は車道!」という警察庁の通達が10月25日に出たばかりというタイミングもあって、イベントは大盛況。主催者の皆さんが「こんなに来てくれるとは」と驚いていたのが印象的でした。
↑あっという間に時間がたってしまいました
小林さんの講演は、図表や写真を駆使したものでたいへんわかりやすいものでした。日頃から自転車について関心が高い人であれば知っていることが多かったのではないかと思いますが、画像やグラフなどで裏付けを得られると説得力が違いますね。
自転車がこれから重要になっていく社会的背景について、小林さんからわかりやすい解説がありました。ひとつは「原油価格の高騰」。現代が車依存社会になった理由のひとつが、ガソリンが安かったから。今後は原油が高止まりすることが予測されるため、ガソリン代が高くなり、結果として車への依存度が低くなるのではないかということでした。
また、「急速な高齢化」という問題もあります。といっても、高齢者に自転車に乗れと言っているわけではありません。地方へ行くと、公共交通機関が乏しくて、自家用車で移動せざるを得ない現状があります。しかし、高齢者の運転ミスによる交通事故も増加の一途。公共交通機関を充実させて車を減らし、自転車でが走りやすい環境をつくることが、交通事故の減少にもつながるのではないかというお話でした。
私もよく伊豆方面へ行くので実感するのですが、公共交通機関が乏しいところだと、自家用車は命綱みたいなものです。車がなければ医者にも買い物にも農作業にも行かれません。観光地でもない地方で、公共交通機関と自転車が自家用車の代用となるためには、まだまだ時間がかかるだろうとは思います。でも、ガソリン代がムチャクチャ高くなってしまったら、否応なしに変わっていかざるを得なくなるのでしょう......。
そして、震災&原発事故以降は忘れ去られたようになっている「環境問題」もあります。個人的には、これに「医療費高騰」も付け加えたいかな。自転車がこれからの社会に大いに貢献できるはず......なのですが......。
自転車政策で成功している欧州での実例をたくさん見せられて、日本にも同じようなことができるのだろうか?と、懐疑的になってしまうこともありました。でも、今回の警察庁の通達は、ある意味「大きな一歩」のはず......だったのですが、また一歩後退しちゃったのかな......。でも、あきらめずに進んでいくしかないのでしょうね。
第二部は、民主党の斉藤あつしさん(小平市)、公明党の斉藤やすひろさん(目黒区)、生活者ネットワークの山内れいこさん(国分寺・国立)の3人の都議さんが加わってのディスカッション。
内容は盛りだくさんではありましたが、いちばん思い知らされたことは、政治家の人たちは自転車についてほとんど理解しておらず、理解したいとも思っていないのだな~ということでした。
そして「自転車政策」というものは、警察がどうこう言えば何とかなるものではなく、政治が動かなくてはダメなのだということ。ロンドンや韓国は、トップの「鶴の一声」で自転車政策が一気に進みましたが、烏合の衆でうだうだ言っているだけで何もしない日本のようなところでは、きっと何も動かないんだろうな......。
......と、少し見えてきたような希望がスッと消えていってしまったような、そんなパネルディスカッションではありました。でも、参加したのは決して無駄ではなかったと思います。自分に何ができるかといえば何もできないでしょうし、私が自転車に乗っている間に日本が劇的に変わることはないような気もしますけど......。希望を捨ててはいけませんね!
普段はこうした勉強会や自転車イベントにほとんど参加しないのですが、意識を高めていくためにも積極的に加わっていったほうがいいのかも......と、ちょっと考えてみた経験でした(でもその後は結局何もしてないなー)。
↑歩道を仲良く並走中~
おまけの写真は、立川の昭和記念公園近くで撮ったおまわりさんズ。「自転車は原則車道」という通達が出されてまもない、11月15日に撮影しております。
お2人は楽しく語らいながらそのまま歩道を曲って、立川警察署に入って行かれました。パトカーが世の中の乗用車の手本となり、無謀運転の抑止力になっているのと比べると、おまわりさんの自転車は正反対。お願いだから、お手本になるような運転をしていただきたいものです。