週末は伊豆へ行き、帰りは11時間かけて下田から各停で帰ってきました。もちろん、津波警報の影響です。


↑「回送」になってしまった電車に乗っていました
ふだんは、伊豆急下田を夕方に出発する「スーパービュー踊り子」で戻ってくるのですが、昨日は津波警報が出るかもしれないということで、予約を変更して早めに帰ることにしました。伊豆へ行く目的はダンナの波乗りですので、いずれにしてもサーフィンは不可能ですし。
伊豆急線は単線ですし、以前、大雨で線路が水没などして数日間不通になったこともあります。どの程度の津波が来るのかはわかりませんでしたが、万一、線路が冠水したら、しばらく東京に帰ってこられなくなるかも。しかも、金曜日から雨が降り続いていて、周辺の川や水路は増水していたというのもイヤな兆候でした。

↑「リゾート21」の先頭車両。眺望は抜群です
伊豆急下田の駅で11時22分発の特急の予約変更をしたまではよかったのですが、しばらくするとその列車が運休になるという発表がありました。が~ん。それでも、冠水しやすい地域だけは抜けておきたいと、伊豆急の各停熱海行へ乗車。
この熱海行、伊豆急の「リゾート21」のうちでも「黒船電車」と呼ばれている車両で、一度乗ってみたいと思っておりました。海沿いに面した座席だけ外側を向いたソファタイプになっていたりと、まさに海を見るためにつくられたような車両なのです。非常時ではありますが、こんな機会でもないと乗らないですからね~。

↑運転席のすぐ後ろの席から
下田は始発駅なので、座席も選び放題。それでも海に面した座席は埋まっていましたので、先頭車両に席を取りました。偶然ですが、これが結果的に大成功だったのです。
先頭(最後尾)車両は「展望車両」で空間が少なく、通路にも段差があるため、定員は着席できる人数だけ。その後、各駅から乗り込んでくるお客さんで車内は大混雑し、通路にも人があふれましたが、先頭&最後尾車両だけにはスペース的に充分な余裕がありました。また、運転席のすぐ後ろの席だったので、無線から入ってくる情報を逐一聞くこともできました。非常時には情報があるだけで安心できるものなんだな~と、改めて感じたしだい。
熱海まで行ってしまえば新幹線もあるし、何とかなるだろうと思っていたら、これがまた大間違い。無線を聞いていてイヤ~な予感はしていたのですが、JR伊東線が止まった関係で、伊豆急線もすべて運転見合わせになってしまいました。

↑時間つぶしに最適な伊豆高原駅
電車は伊豆高原駅でストップし、運休になるのかも、いつか発車するのかもわからないような状況。時刻は11時半くらいだったでしょうか。駅の時計の写真も撮っておけばよかった、まだまだブロガーとして修行が足りないなと反省しきりです(笑)。
ときどき「いつ出発するのか」と聞きに行くお客さんもいましたが、乗務員も何とも答えようのない状況。いずれにせよ、津波の第一波が来るという午後2時くらいまではこのまま待たなくてはならないだろうということは察しておりました。この列車が運休になるかどうかもわかりませんが、外は寒いし雨が降っているし、せっかく暖かい座席があるのでこのまま待機して時間を待ちます。
時折り無線で入る状況を聞くことはできましたが、こういうときに車内にTVでもあればな~とはちょっと思いましたね。ときどき駅構内の待合室へTVを見に行っていましたけれど。
ちなみに携帯電話は、情報収集という点においては、あまり役に立たないなとも感じました。もちろん、携帯で情報を得ることも、ワンセグでTVを見ることもできるでしょうが、いちばん怖いのは「電池切れ」。何時間待たなければならないのかわからないような状況で、無駄に携帯の電池を使うことにはどうしてもためらってしまうのです。
当初はtwitterでのんきに実況(笑)などをしていて、携帯のNHK津波情報よりもtwitterで教えてもらう情報のほうが早いな~なんて思っていたりもしたのですが、さすがに電池が心配になってきたので、途中からは携帯は非常用通話のためのものとしてとっておくことにしたのでした。

↑駅の外には足湯もあります(カエルキャラは懐かしい「イズノスケ))
不幸中の幸いだったことは、ストップした場所が伊豆急線屈指の巨大駅「伊豆高原」だったこと。非常時で改札はフリーで出入りできましたので、駅構内の店をぶらぶらしたり、駅の外にある足湯をひやかしたりして、時間をつぶすことができました。
きれいなトイレや売店がたくさんあったのもよかったです。ダンナと交代で、1時間に1度は外の空気を吸いに出て気分転換をしてましたが、もしずっと車内に缶詰だったら、かなりストレスがたまっていたことでしょう。結局、6時間近く止まっていたので、勇気があればもっと観光もできたのかも(笑)。
1時間に1度の散歩と読書という行動パターンが決まってからは、あまり時間の流れが気にならなくなりました。でも、いつもならいつでもどこでもすぐに眠ってしまうのにそれができなかったということは、やはり緊張していたのでしょうね。
やがて、津波警報が解除されないとJRは動かないようだという情報を無線で聞き、「こりゃ長期戦だ」とまた気持ちがどんよりし始めます。一応、伊豆高原駅での宿もあたってみましたが、どこも満室。ヘタすると車中一泊かも!?とかいろいろ考えたりもして。
日暮れを迎えて周囲が暗くなってきて、こちらも覚悟を決めたころ、無線で「JR伊東線運行開始」という情報が入りました。伊豆急線も順次運行再開、というアナウンスが流れ、車中からは拍手が。伊東線の運行再開は17時17分。私らが乗った列車が伊豆高原駅を出たのは、17時30分でした。うーん、6時間も止まっていたのか~。
気象庁がさっさと警報を解除してくれればとか、JRが大事をとりすぎているのではなどとも思いましたが、ある意味、仕方がなかったとは思いますね。何もなかったからそう言えるのであって、場合が場合ですから慎重になるのは仕方がありません。JRの運行再開は、結局警報が解除されない段階でしたが、これもまたよかったと思います。あれ以上、運行を止めていたら、乗客のストレスもたまっていましたし、いろいろ大変な事態になっていたかも......。
熱海駅に着いたのは18時ごろ。新幹線に乗り換えようかと思ったのですが、乗換口が人であふれかえっていたので断念し、各停の東海道線に乗ることにしました。横浜駅で湘南新宿ラインに乗り換えて新宿まで行き、みどりの窓口で特急券の払戻しというささやかな「慰謝料」をもらい(笑)、寄り道もせずに帰宅したのは午後10時。いや~、下田まで11時間、遠かった~!
伊豆にはもう20年ばかり通っていますが、ここまで時間がかかったのは初めて。でも、長いこと通っていればたまにはこういうこともあるものです。とにかく、あわてず騒がずパニックにならず、できるだけ情報を集めて冷静になること。場合によっては「急がば回れ」。今回のことで、いろいろ勉強になった気がします。





ほんとにお疲れさまでした。
でも、こういう、不可抗力による遅れって
なにごとにも必ずあるんですよねぇ。
そういうときは、「あわてず騒がずパニックにならず、
できるだけ情報を集めて冷静に」、至言です。
わたしも肝に銘じておきます。
お疲れ様でした。
先の新幹線の事故もそうですが、「いつ頃復旧するのか」できるだけ正確な情報を早めに欲しいところですね。
「すくなくとも※※時間は動かない」というのだけでもわかると
それなりに対処の仕方(時間のつぶし方?)もあるかと思いますが。(笑)
大変でしたね、お疲れ様でした。
今回のは自然が相手ですし、不可抗力ですからねぇ。とは言っても、確かに「あと●●時間」と情報があれば、気分も大分ラクになりますよね。そんだけあれば近場で観光も出来たでしょうし…。
ワタシも以前東海地方で地震があった時に大阪に出張で、難儀しましたが「まぁしゃーないか、ワハハハハ…」と半ば諦めて乗ってました。同じく慰謝料もらったので許してやりました(笑)
MIKAさん、コメントありがとうございます。
自転車をもってたら自転車で熱海まで行けるのに~なんて思っていましたが、雨が降っていたのでちょっとダメでしたね(^-^;
わが家の場合、時間を気にしてくよくよ考える私に比べて、ダンナは「こんなこともあるさー」みたいなタイプなので、精神的にはけっこう助かりました。性格は直らないですからねえ。
なめちゃん、コメントありがとうございます。
ホント、新情報が入ってこなくても、そのことを伝えてほしいですね。今回は情報の大切さを改めて知ることにもなりました。
椎さん、コメントありがとうございます。
「JR運転再開」の報が入ってから実際に発車するまではわずか10分ほどでしたので、乗り遅れた人がいたかもしれません。もともと被害はなかったので、運行再開の決定さえ降りれば、すぐに出発はできたんですよね~。
6時間あれば、伊豆高原で温泉にも入れましたねえ(笑)。
以前仕事先から帰宅する途中、JR武蔵野線の電車に乗っていて台風のため駅で立ち往生してしまい、電車の中で一晩過ごすかと覚悟したときがありました。
結局はJRでタクシーを手配してくれたので帰宅することができました。
暇つぶしには本を読むか、パソコンをいじるのがぼくにとってはベストなのですが、ノートパソコンや本を持ち歩きすると重たいし嵩張るしで大変です。
最近話題になっているキンドルみたいな電子書籍閲覧端末はそれほど持ち歩きしても邪魔にならないので、日本語の電子書籍に対応してくれたらなと時々思います。
H-Wac(わっく)さん、コメントありがとうございます。
キンドルにはちょっと興味がありますねえ。私にとってはまだ先かもしれませんが、いつか試してみたいものです。
キンドルといえば、去年の暮れごろでしたが仕事先に向かう電車の中でキンドルを使って何やら読書をしている人を見かけたことがあります。
一応SONY製のCRIEというPDAに青空文庫からダウンロードした文書ファイルをインストールしてテキストビューアソフトを使って読めるようにしているのですが、近頃老眼気味で細かい文字が見辛くなっているので、時々斜め読みするぐらいになっています。(;_;)
雑誌とかで見る限り、英字ながらキンドルの文字は見やすいように思えます。
青空文庫のテキストデータをPDF形式に変換して閲覧するという裏技があるそうですが、キンドルを購入してまで試す気にはさすがになれません。(^_^;
どこかの会社がキンドルに対応した電子書籍を待つしかありません。