いつか行ってみたいと思っていた「八王子城跡」に行くことができました。



↑管理事務所前で
自転車散歩の目的地として初めて「八王子城跡」を認識したのは、3年以上も前に初めて高尾方面へ行ったとき。「←八王子城跡」という案内板を見かけて、ずっと気になっていたのでした。
それ以来、機会を見ては行こうかな~とは思うのですが、なかなか機会は訪れず。それというのも、調べてみると「本丸跡まで行くにはハイキング装備で40分」などと書かれていますし、ネットで検索すると、なぜか「心霊スポット・八王子城」というネタばかりがヒットしてしまい......。な~んとなく気力がそがれていたのでした。
でも、うだうだしているとどんどんトシをとってしまいますし、ここらへんで行っておかなくては!と出発。ダンナには「有名な心霊スポット」ということは隠しておくことにします(笑)。今回は初めてということもあって、40分のハイキングはせずに、下見をメインにするつもり。例によって浅川沿いをとろとろと走り、途中から高尾街道へ。登りが多いのではないかと恐れていましたが、ほとんどなかったような気がします。

↑御主殿へ至る古道
「八王子城」は、北条氏最大の支城として有名でした。築城の時期ははっきりしていませんが、1587年ごろといわれています。でも、このお城が機能していたのはわずかのあいだ。1590年6月23日に、前田利家・上杉景勝軍に攻められて、1日で落城してしまったのでした。
......上杉景勝!? そーです、今年の大河ドラマ「天地人」の主人公の主君ではありませんか。というわけで、ワタクシ、八王子城陥落の場面はとっても楽しみにしていたのですが、ドラマでは1分にも満たないような描き方で終わってしまって大変ガッカリでございました。しかも、映像的には、炎の前で鎧を着た俳優が右往左往しているだけだったような......。
こうなったら、いつか大河ドラマで北条氏を主役にしてくれることを祈るしかありません(笑)。そうすれば、きっと我らが故郷の多摩地区がいっぱい登場してくれることでありましょう。
などと、話が思い切り脱線しておりますが、1日で落城してしまったので、もちろん建物などが残っているわけではありません。でも、日本城郭協会が認定した「日本百名城」のひとつなんですね。戦国期の山城の状態がよく残っているからだそうです。

↑曳橋
八王子城跡は広大な敷地の中にあります。でも、自転車でまわることはできないので、管理事務所前に駐輪して徒歩で散策。今回は、徒歩10分ほどの「御主殿跡」付近をまわることにしました。
鬱蒼とした林の中を歩いて数分、いきなり御主殿跡に続く古道が広がります。わー、こんなに広いところなんだ~とまずビックリ。古道は曳橋につづいています。もちろん当時のものではなく、当時の雰囲気を大事に再現されたものですが、やはりその巨大さにビックリ。

↑虎口
曳橋を渡ると、虎口(こぐち)になります。城の入口で、攻防戦の焦点になりやすいところです。こちらの石垣や石畳は、なるべく当時のものをそのまま利用し、できるだけ忠実に再現しているそうです。この石段、1段分が高くて、登るのが大変です。当時の日本人は今よりも体格は小さかったのではないかと思うのですが、戦になるとこんなところを駆け上がっていたのでしょうか。

↑御主殿跡
キツくて大きな石段を登りきると、そこが御主殿跡です。一見してサッカーができそうな広い草原で、そこまでが坂だったとは思えないほど平らな敷地が広がっています。ここからはたくさんの建物や水路の跡などが発見されたそうです。ちなみに、ダンナの自慢のi-phoneは、ところどころで圏外になっておりました。やっぱりsoftbank携帯は自転車乗りには向かないですわね~。

↑御主殿跡から曳橋を見下ろす
御主殿跡から先ほどの曳橋を見下ろすとこんなふうに見えます。なんつーか、スケールがデカいよ。管理事務所からここまで徒歩10分ですが、本丸まで徒歩40分ってどんだけ広いんだ。しかも重機も何もない時代、坂ばかりの山奥にこんなにバカでかいスケールの建造物を建てていたなんて。
◆
長くなりそうなので、いったんここまで。
今回のポタで参考にした本が「改訂新版 八王子城 みる・きく・あるく」と「決戦!八王子城 直江兼続の見た名城の最期と北条氏照」(各735円)。A5版のブックレットで、オリオン書房立川ノルテ店で購入しました(この手の本があるので好きな本屋さんなのです)。後者のほうが最近出たのだけど(とってつけたようなサブタイトル(笑))、Amazonにはないみたいなので楽天ブックスのリンクを付けてみました。
前者は、八王子城周辺の自然や地質にまで言及した研究本で、後者は八王子城陥落を時系列によって詳細に記述しています。戦国な人には後者がおススメかな。
→楽天ブックス「八王子城改訂新版」

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最近大河ドラマとはすっかり疎遠になっておりますが
伊達政宗とか毛利元就とか、奥州藤原氏とか、さらには琉球王朝とか、あまり全国区でない話も大河になっているので、北条早雲をメインに北条氏の盛衰の話があってもよいのかもしれませんね。
山猫の店主さま、コメントありがとうございます。
私もここ15年ばかり大河とは無縁だったのですが、2年前にサッカー観戦で行った甲府が「風林火山」であまりに盛り上がっているのを見てから気になるようになり、CATVで昔の大河を片っ端からチェックするようになって、すっかりハマってしまいました(笑)。
直江兼続が大河になるのなら、北条氏もアリだよな~なんて思っております。戦国ものだといつもサブキャラなんですもの。
八王子城跡・・ほぼ知らないでいたので興味深く読ませていただきました!
それにしてもかなりなスケールだったんですね。
心霊スポットとされている所は苦手ながら(笑)滝も見てみたいところです。
今年の大河は結構楽しみに見ているのですが、八王子城の話・・残念ながら思い出せないでいます^^;
こんばんは 著作がよく大河ドラマの原作になっている司馬遼太郎氏が早雲の話も書いているようですし、あまりスポットの当たることのない戦国初頭 混沌とした、ある意味ではちょっと冴えない状況の関東を舞台にしたドラマが見てみたい気もしてきました。
moimoiさん、コメントありがとうございます。
八王子城跡はクルマでも行きやすいところですので(電車+バス+徒歩だとちょっと大変かも)、そのうちぜひいらしてください。東京は広いなーと実感されるのではないでしょうか。
今年の大河での扱いは酷いものでした。北条氏が実質的に滅びるきっかけになった戦だったんですけどねー。
山猫の店主さま、コメントありがとうございます。
司馬遼太郎の本はほとんどウチにありますので(父のものなのですが)、あさってみることにします。
戦国時代の北条氏が主役の大河はなかったと思いますので、ぜひ見てみたいと思います。「新撰組」でもあまり街起こしにはならなかったような記憶がありますので、ちょっと難しいかもしれませんが。